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一般的に生理痛はあって当たり前と思われていますが理想的な生理には生理痛はありません
「痛み」があるということは体に何かがあるので痛みがあるのです
生理痛を漢方で治す時にはなんで生理痛が起こっているのか原因を探らないといけません
漢方の言葉に「不通即痛(ふつうそくつう)」という言葉があります
「(血や気が)通じていなければ即(すなわ)ち痛みが出てくる」ということです
よく似た言葉に「不栄即痛(ふえいそくつう)」という言葉もあります
「栄養(気や血)が足りなければ(各臓器を養うことが出来ない)即ち痛みが出てくる」です
これらの言葉は生理痛に限らず痛みの症状であれば必ず考えられます |
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生理痛が始まるタイミング
●気の流れが悪い (気滞きたい)
生理が始まる2~3日前から胸やお腹が張る
●体に必要な何かが足りない (虚証きょしょう)
生理が終わっても2~3日間シクシク痛む
痛みの性質の違い
●血流が悪い (瘀血おけつ)
針でチクチク刺すような痛み 重大だと寝込む
●気と血の流れが悪い (気滞血瘀きたいけつお)
胃・お腹・胸が張って痛む症状
●気と血が足りない (気血両虚きけつりょうきょ)
下腹部がシクシク痛む
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●気滞(きたい)
気の流れが悪い(気滞)と生理前にイライラや落ち込みやすかったりと情緒不安定になりがちになります
自覚症状として月経前の胸やお腹の張りが現れやすいです
また気の流れが悪くなると同時に血の流れも悪くなります(不通即痛)
●寒凝胞中(かんぎょうほうちゅう)
冷えが原因です。
冷気で河の水が凍り河が流れなくなるのとよく似た現象で、
体が冷えると人間の代謝機能が悪くなります。
そうなると不通即痛で痛みが発生します。
●気血両虚(きけつりょうきょ)
元気と血が足りない状態です。
ここでも河の流れを例えると、河の水とを押す力(引力)とあって初めて河は流れます
体の中でも血と血を流れさせる元気があり、それらが足りなくなると血流が悪くなります
(不栄即痛・不通即痛)
●肝腎両虚(かんじんりょうきょ)
貧血の人はレバーを食べると良いといわれるように肝は血を貯める臓器です
また、腎は生命エネルギーを司る臓器です
二つの臓器が弱ると月経を行うという機能がうまく働かなくなります
(不栄即痛・不通即痛)

生理痛に良いとされている市販の漢方薬はたくさん種類があります
しかし、上記のように生理痛が起こる要因というのはたくさんあり、
しかも上記の原因が複雑に絡み合っていることが多々あります
市販されている漢方薬がご自分の体質に合うかどうかは必ず相談した上でご購入下さい
※当HPでは漢方の基本的な考え方を症状別で記載しています
症状、体質により漢方薬の種類は異なります(個人差)
ご自分ではAという体質だと思っていても実はBだったということが多々あります
この場合Aに該当する漢方薬を飲まれても効果がない場合があります
効果がないだけならまだいいですが思わぬ副作用が発生する場合があります
そういうことが起こらないために、あえて漢方薬の名前は記載しておりません
漢方薬を購入の際には必ずお近くの漢方薬専門のお店で相談してからご購入下さい
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