頭痛も肩こりも漢方の中では基本的に血の流れの悪いのが原因です(瘀血おけつ)
マッサージなどで血流が良くすることによって一時的に改善させることも出来ますが
根本から改善していかないといつまでたってもよくなりません。
漢方の言葉に「不通即痛(ふつうそくつう)」という言葉があります
「(血や気が)通じていなければ即(すなわ)ち痛みが出てくる」ということです
よく似た言葉に「不栄即痛(ふえいそくつう)」という言葉もあります
「栄養(気や血)が足りなければ(各臓器を養うことが出来ない)即ち痛みが出てくる」です
これらの言葉は頭痛・肩こりに限らず痛みの症状であれば必ず考えられます
不通即痛の場合
一般的に食事事情や生活習慣が悪いと血の流れが悪くなります
また、冷えやストレスなどでも血の流れが悪くなります
単純に血がドロドロしている状態の場合は血の流れを良くすることで
こういった症状を緩和します
不栄即痛の場合
上記以外の原因としては、
血不足、元気不足でも血の流れが悪くなりますので頭痛や肩こりが起こってきます
この場合は血流の他に血不足・元気不足を一緒に解決しないと根本の解決になりません
同じ寒い環境に居てて他の人は大丈夫なのに、私だけ肩こりが…
なんて場合は単純に血の流れを良くするだけではなく、
何故寒い環境に弱い体質なのかを考えたうえで漢方薬を選ばないといけません
悪いもの(外邪がいじゃ)が体に侵入して起こる頭痛や肩こりもあります
邪が血流の流れを邪魔して頭痛や肩こりが起こってきます
この場合は邪を取り除くことが必要になってきます
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