発作時
実証
●体に余計な冷え(寒邪かんじゃ)が存在している
喘息、咳、サラサラの透明な痰、悪寒、口は渇かない、温めると少し楽
●体に余計な熱(熱邪ねつじゃ)が存在している
喘息、咳、粘っこい黄色の痰、発熱、口が渇く、温めると悪化
●体に余計な水分(痰)が存在している
喘息、咳、多量の痰、食欲不振、疲れやすい、痰を排出すると少し楽
●ストレスがかかっている(気鬱きうつ)
喘息、咳、喉の閉塞感、抑うつ感、イライラ、不眠、動悸
虚証
●脾や肺の元気が足りない(脾肺気虚ひはいききょ)
喘息、咳、息切れしやすい、疲れやすい、食欲不振、軟便ぎみ
●肺や腎の潤い不足(肺腎陰虚はいじんいんきょ)
喘息、咳、痰が少なく切れにくい、汗は少ない、ほてり、夜間の咳
●腎の温める力が低下している(腎陽虚じんようきょ)
喘息、咳、痰は薄く多い、疲れると悪化、冷え性、夜間の頻尿
緩解期
緩解期は基本的に肺や脾や腎の機能を高める必要があります
●呼吸器系(肺)が弱っている人の症状
汗かき、風邪ひきやすい、息切れしやすい、鼻が弱い
●消化器系(脾)が弱っている人の症状
胃腸が弱い、疲れやすい、味の濃い(油)ものが苦手、食後眠たい
●生命エネルギー(腎)が弱っている人の症状
足腰が弱い、息を吐くより吸う方がしんどい、息切れ、疲れると悪化 |
 |